すっかり『とらや』。秋の京都・一条店『虎屋菓寮』

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朝晩寒くなってきてコーヒーがより美味しく感じられる季節がやってきましたね。

こんにちは寅です。

僕は何かを食べながらコーヒーを飲むのが好きで、その豆や季節にあった食べ物を探しています。暇なんです。

冬の始めに飲むコーヒーに合う物はなんだ、と聞かれたら迷わず「とらや」の羊羹と答えます。夜の梅。

冷えきった台所で湯を沸かし、深めにローストされた豆を挽いてゆっくりと淹れる。狭い台所に湯気と香りが広がり、台所も僕も温められる。

少し深めの一杯は夜の梅とのペアリングは最高です。コクと苦みが夜の梅の持つ穏やかな甘さと混ざり合い昇華される。コーヒーと夜の梅の間にはなんの壁もない。

なんでこんなに壁が無いのか不思議に思って成分を調べてみました。

「夜の梅」
砂糖、小豆、寒天

これだけ。男前な羊羹なんです。
これだけ余分な物を入れず(削ぎ落として)丁寧な材料の選別をするからこそ、いい意味でそこに隙間(余白)ができ、お茶やコーヒーがその空白を埋めて食べる人に合った味になるんですね。

京都 一保堂 極上ほうじ茶

若い時は甘い物が苦手な事もあって、羊羹?とらや?おじさんが手みやげに買い求めるお店、みたいなバカな思いこみがりました。(本当にすみません)

が、今では自転車を30分も漕いで足しげく通っています。
すっかりおじさんです。

京都の一条店には併設された「虎屋菓寮」という素敵な中庭を持つ喫茶があります。秋の京都、紅葉もいいけどさ〜、って方には是非おすすめです。

最後に夜の梅の話。

「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」

(春の夜の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない。)

古今和歌集

春?
春!?
冬関係ないんですね(汗)

とらや一条店
〒602-0911 京都市上京区一条通烏丸西入


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